警察提出書類の作成に毎回2〜3時間…。『文字』だけの記録では、特徴の捉え方に個人差がありました
横浜市港南区に位置し、日本庭園風の露天風呂や高濃度炭酸泉、そして「キングサウナ」など多彩な設備で多くのお客様に親しまれている「おふろの王様 港南台店」。地域の方々の癒やしの場として日々多くのお客様が来館される一方で、タオルや入浴用品、貴重品などの忘れ物も多く、その管理業務は現場の大きな負担となっていました。これまでは紙の台帳と手書きのリストで遺失物を管理していましたが、特に大きな課題となっていたのが「警察署への届け出業務」です。拾得物のリストアップから現物との照合、そして提出書類の作成までをすべて手作業で行っており、毎回2〜3時間もの作業時間を要していました。
また、スタッフによって記録の書き方に個人差があることも悩みでした。例えば一つのネックレスでも、あるスタッフは「金のネックレス」と書き、別のスタッフは単に「ネックレス」と記録するなど、文字情報だけでは特定が難しく、お問い合わせのたびに現物を確認しに走る必要がありました。
